さて以前から言われている事ですが
椎間板ヘルニアの9割は誤診。
今回は実例を中心に原因や治療法、真性ヘルニアかどうかの見分け方
そして腰痛緩和のストレッチなどをお伝え致します。
厳密に言えば椎間板ヘルニアで飛び出した軟骨が神経に触れて痛いのは わずか3%。
残り97%は椎間板ヘルニアだから腰が痛いのではないということです。
僕の整体院に来て下さるヘルニアや坐骨神経痛・すべり症など
9割以上の方が、痛みや痺れが初回の施術で
重度の場合でも数回の施術で痛みや痺れが消えています。
ヘルニアの本当の原因と治療方法は?
椎間板ヘルニアは9割が誤診と言われていますが
皆さんはどうお考えでしょうか?
参考記事では 仙腸関節がか鍵とされていますが・・・
この記事を書いたのは、一般のライターさんではなく「かただ整形外科」の院長先生。慶応大学医学部の整形外科助手、国立小児病院整形外科医長などを経て開業したドクターです。
実際に誤診なのかどうかよりも、病院や整形外科でヘルニアと診断された後に
僕のところに施術を受けに来る方の殆どは
椎間板や骨による腰の痛みでは無いのです。
実際に例を見ながら解説します。
診断名ヘルニア 薬では痛みが引かず夜も眠れない
先日の事。
腰の痛みが酷く、夜も眠れず困っていた女性。
整形外科に飛び込んで検査や治療を受けました。
検査後の診断は椎間板ヘルニア。検査の際の画像はこれです。
ドクターには腰椎の3・4の辺りの軟骨に問題があり
それが腰痛の原因と言われたそうです。
しかし、レントゲンやMRIの検査では痛みは消えない。
『痛かったら痛み止めの薬を出しますが・・。』と言われ
痛み止めの薬を飲んでみたものの
痛みは消えず、やはり夜は眠れない。
そこで、ネットで検索して僕のところを見つけて1時間半かけて
わざわざ施術を受けに来て下さいました。
ご来院の際に痛みが出る場所をお訪ねするとこの辺りが痛いそうです。
僕は、こんな時にこの痛みの部分のある腰椎を触ってみたり
軽く叩いてみたりして、反応を見ます。
今回は、軽く叩いても痛みはありません。
少し強めに叩いても響いたり痛かったりもしませんでした。
次に前かがみの姿勢になって頂くと、この角度から腰に激痛。
しかも、痛みの場所が変わりました。
この段階で、『椎間板ヘルニア=腰椎や軟骨に問題のある腰痛』というのは
かなり怪しくなって来ます。
椎間板ヘルニアの事を簡単に説明すると、このように変形した軟骨(椎間板)が
神経に触れるから痛いのです。
もし、この状態で神経に触れて痛いなら
この神経に触れている部分を叩いたら激痛で大変な事になるのではないでしょうか?
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