今回は半月板損傷で膝に痛みがありバレーが出来なくなってしまってお困りのお客様の
改善例からバレー膝痛、いわゆるジャンパー膝の原因や治療方法についてです。
膝の痛みが強く試合も練習もお休みでしたが
数回の施術後にはバレーボールが出来るようになりました^^
初回は昨年に10月にバレー仲間から僕の整体院を紹介され
ネットからご予約頂いた際のご要望欄にはこんなコメントがありました。
右ひざの半月板損傷により,痛みがあります。
出来れば軽いスポーツができるまでの状態に治したいのですが,できますでしょうか。
ご来院の際に受付票にご記入頂いたのはこんな感じで
前年の1月から右膝に痛み。
痛みの場所はここ。
膝の皿の上側に痛みが出ているようです。
今までの治療履歴は整形外科やマッサージ・鍼灸院などで
半月板損傷と診断され痛み止めや湿布をメインに自然に治るのを待っていたようです。
これは病院では何もしてくれんないというか
標準的な治療がこのようになっているからなのです。
一般的な治療方法
日本整形外科学会から引用
症状
ランニングやジャンプを長時間繰り返しおこなうことによって膝に痛みが生じてきます。
痛みの程度により重症度が異なります。軽症
スポーツは可能であるが、その後痛む。
中等症
スポーツのプレーには支障がないが、途中と後で痛む。
重症
常に痛み、プレーに支障が出る。
最重症
腱や靱帯の断裂。
予防と治療
スポーツの前にはストレッチングを十分におこない、スポーツの後にはアイシングを15分ほどおこないます。貼り薬や塗り薬も効果があることが少なくありません。
発症しても軽症あるいは中等症であればスポーツは続けられるので、適切なコンディショニングによってそれ以上に悪化させないことが大切です。
要するに整形外科では
運動後によく冷やして湿布などをする治療が標準ということです。
湿布をして勝手に治るのを待っているだけ・・・
雑談の中で、もうバレーボールが出来ないのかと心配されていました。。。
実際にご来院頂いた際にお身体の状態を診させて頂くとこんな感じで
赤い線の部分に筋肉や腱の硬直やヨジレがありました。
Xの部分は痛みの場所です。
よく見ると痛みのある部分の筋肉の構成が変わっています。
痛みのある場所はここですが
痛みを生み出しているのは膝の関節や軟骨・半月板などではなく
関連している筋肉や腱などの硬直やヨジレです。
今回はこの部分を特に しっかりと調整しました。
この部分が柔らかくなって指が入るくらいになったら充分です。
そして
足裏と足の甲をしっかりと緩めて調え直します。
特に親指に関連する部分は丁寧に筋肉や骨を分けるように行いました。
その後膝上から鼠径部に繋がる筋肉や腱を調整して施術完了です。
施術前後のアンケート
施術前 9:痛い → 施術後 5:痛みがない
初回の施術で半月板損傷と診断された膝の痛みは消えてしまいました。
この後1週間後に再度ご来院頂いて、同じ部分をしっかりと調整させて頂き
徐々に運動をして頂き回復の様子を見ることにしました。
そして2回目の施術から一ヶ月後・・・
少し膝に痛みが出て再度ご来院。
ちょっと かなり運動したのかな・・・
ひざがまた痛くなってしまいました。
もう少しやめておけばよかったと反省してます。。。
と書いて下さったのですが^^
徐々に運動することで痛みは出ますが、身体は運動することに慣れていきます。
が・・・やりすぎはご注意ですね^^;
今回の痛みの場所はここ。
やはり膝上ですが、前回と痛みの場所が若干違っています。
お身体の状態を診させて頂くとこんな感じで
赤い線の部分に筋肉や腱の硬直やヨジレがありました。
Xの部分は痛みの場所です。
前回とは硬直やヨジレの場所がやや違います。
今回はここから施術をスタート。
膝の上内側から鼠径部に向かって調整を行います。
そして今回も、クルブシ周りと足裏と足の甲をしっかりと調整
クルブシ周りは踵からアキレス腱周辺を調整すると動かしやすくなります。
そして膝上の外側部分から腰骨に向かって調整して施術完了。
施術前後のアンケート
施術前 9:痛い → 施術後 6:違和感を感じる
今回は完全に痛みが消えないで違和感が残る程度に調整しました。
少し氣にしながら、自分自身でもストレッチなどを続けると
違和感は消えていきます。
一気に全部痛みを消してしまうより
いい状態が長く続くようになるのと
運動しながらしっかりとセルフケアする習慣もつくと思います。
施術した場所について
これらの筋肉や関連する腱を緩めて位置調整を行いました。
膝に関連する症状の場合だけでなく
後ろに反ると痛みが強くなる腰痛の場合も
この部分をしっかりと調整する事が大切です。
縫工筋
大腿直筋
膝の痛みの場合に必ず調整します。
今回の膝の痛みに直結していた部分はここです。
外側広筋
この腸脛靭帯の硬直も膝の痛みに直結しています。
それから運動する方だけでなく
立ち仕事の方もこれらの部分は固くなり
膝や腰の痛みを生み出します。
大腿二頭筋
半腱様筋
そして足裏と足の甲の調整を合わせて重要なのが
膝裏の筋肉や腱のズレやヨジレの修正。
これらをしっかりと調整します。
クルブシまわりを調整するのもこれらの部分です。
クルブシまわりから足裏と足の甲を調整することで
膝の痛みが再発しづらくなります。
特にこの部分はしっかりと調整です。
運動の際に足の親指は地面を噛むようにしっかりと踏ん張ります。
ストップ&ゴーの動作や、踏ん張る動作
ジャンプの際も、足の親指に関連する筋肉や腱は
想像以上の負担があるから、しっかりと調整をすることで
痛みや不調が出にくくなるのは勿論ですが
運動能力のパフォーマンスもアップするのです^^
その後。。。
ご紹介頂いた方がメンテナンスでご来院頂いた際に教えて下さったのですが
バレーボールを楽しくやっているそうです^^
長い間、膝の痛みでお休みだったので復活できて何よりです^^
くれぐれも、セルフケアも忘れないようにして下さいね^^
湿布やマッサージだけで自然治癒を待っていても
筋肉や腱の硬直やヨジレは元に戻りません。
2~3回通っても何も変化がない。
またはなかなか治らない。
そんな場合は
直し方が違うか
直す場所が違うから
治らないのです。
専門の知識と技術を持った腱引き師の方などに
にきちんと施術してもらいましょう^^
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