腰痛 まっすぐに歩けない筋肉不安定症=運動器不安定症の原因と治療方法

痛み痺れの治療改善レポート

さて今回は病院で筋肉不安定症=運動器不安定と診断されていて

腰の痛みと、まっすぐに歩けない事でお困りのお客様がご来院下さいました。

 

今回のお客様もネットからのご予約で、ご要望欄にこのようにありました。

ご要望など
痛みがひどくて、日常生活に不便を感じています。よろしくお願いします

 

痛みがひどいと、身体を動かしづらいだけでなく

精神的にもストレスが溜まってしまい辛いものです。

 

ところで

運動器不安定症とは

例えば「歩行時にふらついて転倒しやすい、関節に痛みがあって思わずよろける

骨に脆弱性があって軽微な外傷で骨折してしまう」などの病態を疾患としてとらえ

重篤な運動器障害を防ぐことを目的にこの病態を認識していただくために命名された疾患概念。

となっており

腰部脊柱管狭窄症にともなう歩行困難な状態や

下肢の痛みやシビレなどがある場合に運動器不安定症と診断されることがあるようです。

 

 

 

ご来院頂いた際の腰の痛みの場所はここ。

それからこの辺りにも痛み。

まっすぐに立った状態で腰や背中に湾曲が見られます。

 

昨年の5月から痛みがでていたそうです。

整形外科に行ってレントゲンで検査をして頂いて

筋肉不安定症と言われ、痛み止めを出されてずっと様子を見ていましたが

一向に治る気配もなく・・・

困っていたところ ネット検索で僕の整体院を見つけてくれたそうです。

 

 

ご来院頂いた際にお身体の状態を診させて頂くとこんな感じでした。

赤い線は筋肉や腱の硬直やヨジレ

Xは痛みの部分

 

腰の痛みの原因はお腹と背中・臀部

お腹と背中、臀部に筋肉や腱の強い硬直がありました。

腰の痛みの原因はこれらの硬直やヨジレですが

これだけ広い範囲が硬直していると動きづらく大変だと思います。

 

まっすぐに歩けない原因は膝下

そして膝裏とフクラハギ

そして足首から足裏にかけてかなりの硬直や

屈筋群や伸筋群に硬直やズレ・ヨジレがありました。

まっすぐに歩けない原因はこの膝下の硬直やヨジレ・ズレです。

 

ここまで固まっていると

痛み止めを出されて我慢しながら

勝手に治るのを待っていても治る確率は低いと思います。

 

すでに8ヶ月も経過して治らない状態。

痛み止めも慣れて来て効きが弱く感じる時期です。

 

運動器不安定症の治療方法を考える

まずは脊柱管狭窄に関わる腰の痛みは

お腹・背中・臀部から来ていると書きましたが

これらに関連する筋肉や腱の硬直やヨジレを元に戻して行きました。

まずは内腹斜筋。

いわゆる腹筋なのですが、恥骨に繋がっているので

この内腹斜筋が硬直すると恥骨を引っ張り腰周りの骨が歪みます。

 

そして腹横筋。

これも同様に硬直すると恥骨を引っ張ります。

ここまでで恥骨は上に引っ張られ腰全体が前にスライドしてしまいます。

 

さらに臀部の筋肉群も硬直して仙骨腸骨を外側に引っ張っています。

 

そして背中の大きな筋肉。広背筋。

実はこの筋肉も仙骨・腸骨に繋がっていて腰全体を上に引っ張ります。

 

ここまでで いわゆる骨盤は

お腹側も背中側も上に引っ張られているだけでなく

背中側はお尻の方にも引っ張られている状態です。

上にも下にも強烈に引っ張られている腰。

自由に動けるわけもありません。

 

 

施術の際は表面の筋肉や腱の調整だけでなく

このように何層にも折り重なった筋肉や腱を

丁寧に緩めてから元の状態に戻していきます。

 

施術後は、若干の違和感があるものの

まっすぐ歩けて腰の痛みも無くなりました。

施術前後のアンケート

腰付近の痛み 施術前 9:痛い →施術後 6:痛みが無い

 

痛みがなく 普通に歩けるようになって何よりです^^

 

今回は初回の施術でここまで症状が変化しましたが

8ヶ月もの間、硬直やズレのあった筋肉や腱。

クセが付いていて元に戻ってしまうので

戻ってしまう前に更に深部の筋肉や腱のヨジレなどを解いて

再発の内容に数回通って頂くように相談ささせて頂きました。

 

 

 

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