今回は整形外科で椎間板ヘルニアヘルニアと診断されたお客様を例に
ヘルニアの原因と治療方法などを解説します。
腰の痛みは様々ですが、原因はもっと様々で複雑です。
人によって違うのは当たり前ですが
腰が痛いからといって、腰にだけ問題があるわけではありません。
今回のお客様も整形外科や整体院・マッサージなど
様々な施術や治療を受けていますが治らずお困りでした。
痛みの元となる場所が腰だけではないのに
腰だけ診ても
腰だけ施術しても
治るわけがありません。
まずは痛む場所を確認
今回のお客様の痛みの場所はここ。
まずは腰骨の上。
それから腰骨の周り
それから脚の付け根の前側部分。
特に鼠径部付近は氣になるようでした。
痛む場所は「4番5番のヘルニア」とは関係のない部分です。
そして4番5番のヘルニアとされる部分を触っても
軽く叩いても
全く痛みはありません。。。
実際のお身体の状態から痛みの原因を考える
実際にお身体を診させて頂くとこのような感じでした。
Xは痛みがある場所。
赤い線は筋肉や腱の硬直やヨジレ。
腰の上部分、そして脚は足先まで硬直やヨジレがあります。
これだけ硬直やヨジレがあると
身体を動かした際にアチコチから腰が引っ張られて
歪みが生まれる腰に痛みがでるのです。
椎間板ヘルニアの痛みの原因
そして今回 特に硬直やヨジレが酷かったのは
この薄筋と半腱様筋
ここが今回の腰の痛みを生み出している一番の原因部分です。
腰骨に繋がったこれらに筋肉や腱が硬直して縮むことで
腰骨を下に引っ張ってしまい痛みを生み出します。
これらは立ち仕事が長い人や
中腰からかがんだり(スクワットのような感じ)で
硬直やヨジレが生まれる場合もありますが、
今回は足裏の屈筋群が硬直していて
足の裏がきちんと接地していない状態で
立っている時のバランスが不安定になって
その不安定な状態を安定させる為に
薄筋や半腱様筋がずっと頑張っている状態のようでした。
足裏や土踏まず、足の甲が硬い方や外反母趾の方は
こういった症状が出やすいのでご注意下さいね。
また足裏の状態が良くないと膝に負担が来ます。
歩く際にも足首が硬い状態なので うまく歩けず
脚を付け根の部分から振り回して歩いてしまうので
鼠径部にも負担が来てしまうのです。
足裏の柔軟性はとっても大切です。
そしてもう1つ。
座っている時間が長い方に多い梨状筋の硬直。
今回は梨状筋以外に小殿筋や双子筋なども硬直して
さらにヨジレてお尻の形がいびつになっていました。
これも腰の痛みを生み出している原因の1つですが
ここが硬直すると足の冷えも酷くなります。
これらを、しっかりと緩めてからネジレを解いて
ズレを正しい位置に戻せば痛みは消えます。
今回の施術前後のアンケートはこんな感じです。
施術前:9 痛い → 施術後: 6 違和感を感じる
長い間続いていた痛みですので1時間弱の施術で
完璧に治ったりはしませんが、痛みの元は消えて
痛みが無くなり、少し違和感を感じるくらいになります。
しかし、日常生活でまた徐々に
筋肉や腱の硬直やヨジレが生まれて症状が戻ってしまいます。
ですので症状の戻りを防ぐ簡単なストレッチなどをお伝えして
自宅や職場で症状の戻りを防ぎながら
次回にご来院頂いた際に(理想は1週間以内)
さらに深い部分の硬直やヨジレの元を取り除きます。
その後は2週間空けて症状の戻り具合を見て
戻りが少なければ その次は3週間後です。
そんな感じで、椎間板ヘルニアの痛みの度合いや
戻り具合を見て最適なペースで完全に治るようお手伝いさせて頂きます^^
ヘルニアなど腰の痛みでお困りの方
治らないのは
直している場所や
直し方や違うから
治らないのです。
一度 根本原因から対処してみませんか?
東京・神奈川で施術を受け付けます。